枝幸町公共育成牧場

育成牧場概要

名称枝幸町公共育成牧場
位置枝幸町山臼及び乙忠部の一部
利用目的枝幸町の畜産振興基盤の確立を図り、農業経営の安定に寄与することを目的とする。
所有主体名枝幸町
管理主体名宗谷南農業協同組合
牧場用途別面積435.6ha[採草地 160.6ha(放牧用 11.1ha)、放牧地 275.0ha]
預託期間放牧期間 6月1日~10月31日 153日間(夏期)
舎飼期間 1月1日~12月31日 365日間(通年)


預託計画

受入牛舎では、7日齢までの仔牛を受け入れし、2カ月齢までを哺育牛舎で、6カ月齢までを哺育・育成牛舎で飼養します。その後、夏期(牧場開設期間中)に7カ月齢を迎える育成牛については、公共牧場へ順次入牧させていきますが、冬期間に7カ月齢になるものは育成牛舎で飼養し、次の牧場開設時期を待って放牧を実施します。また、夏期放牧した育成牛についても冬期間における施設容量までは育成牛舎で受け入れを行い、農家の労働力不足に対応します。

牧場施設一覧


受入牛舎(生後7日後) 5頭~

 預託された仔牛(生後7日後)を1週間、衛生管理された単房で受入時の検査を実施すると共に、仔牛同士の接触による病気感染や障害などの疾病を減少させるほか、冬期間の厳しい環境から保護するための施設です。
・受入時の検査期間など、生後7日後から滞在1週間
・1週間に1度の受け入れを行います。月に20頭の受け入れで、週5頭の受け入れとします。

哺育舎(2カ月齢まで) 55頭

 受入牛舎で1週間程度に個別管理され、検査などが終了した生後2カ月齢までの仔牛を、コンピューター制御管理により自動で個体を識別管理し、自動授乳機で哺乳を行う省力的な個別管理かつ管理を行うための施設です。

哺育・育成舎(3~12カ月齢まで) 180頭

 哺育舎で3ヵ月齢まで哺育された仔牛を、12カ月齢まで飼育するための施設です。飼養方法はフリーバーン牛舎。

育成牛舎(13~23カ月齢まで) 220頭

 哺育・育成舎で12カ月齢まで哺育された育成牛を、23カ月齢飼養するための施設です。飼養方法はフリーストール牛舎。

機械庫

 牧場に必要な機械を保管するための施設です。

飼料調整庫

 預託された育成牛に給餌する飼料を調整、混合するための施設です。 ミキサートラックが出入りする通路と、飼料、ミネラル・ビタミン剤・少量の袋物の飼料を仮置き混合作業ができます。

敷料庫

 哺育・育成舎の牛床に敷く麦稈及び、乾草飼料を貯蔵するための施設です。 敷料(オガクズ等)を3.5か月分貯蔵できます。

堆肥舎

 預託された家畜が排せつしたふん尿を適正に処理するための施設です。できあがった堆肥は、戻し堆肥(敷料)として循環利用します。

バンカーサイロ

 7カ月齢から23カ月齢の育成牛に冬期215日間の飼料を貯蔵する施設です。
6基:1,800.0m²(1基:幅10.0m×奥行30.0m)

入退牧施設

 受入する育成牛の個別管理に必要な体重、胸囲、体長の測定、害虫の駆除や育成牛のグループ分けなどの目的に使用する施設です。